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今回は、話題になっている堀米雄斗さんとNIKEのコラボレーション第3弾について、実際の販売状況やスニーカーの細かなディテールを見ながら紹介していきます。
これまでのコラボモデルとは少し雰囲気が異なり、今回ベースになったのはエアフォース1。1982年に登場した初期型のプロトタイプをルーツにしたデザインで、細身のシルエットやグレーを基調としたカラー、随所に入った「YUTO」「7」など、堀米さんらしいこだわりが詰め込まれています。
一方で、発売当日は予想していたほどの大行列にはならず、一般販売でも比較的購入しやすかったという状況もありました。スニーカー市場全体の熱量が以前とは変わってきたことも含め、実物を見ながら今回のモデルについて詳しく見ていきます。
今回チェックするポイント
- 堀米雄斗×NIKE第3弾のエアフォース1について
- 1982年のプロトタイプをベースにしたデザイン
- 一般販売で大行列にならなかった背景
- 実物のカラーやシルエット、素材感
- 「7」や「YUTO」など細部のディテール
- スケート仕様ならではのアウトソールや補強
堀米雄斗×NIKE第3弾はエアフォース1!これまでとは違う方向性に
今回紹介するのは、堀米雄斗さんとNIKE SBによるコラボレーション第3弾のエアフォース1です。
これまでの流れを振り返ると、過去にはエアマックス95をベースにしたモデルなども展開されてきました。特にエアマックス95は1995年に登場したモデルなので、発売からかなり年月が経った名作を現在のコラボレーションで改めて取り上げるという面白さがありました。
ただ、毎年のように「新しいエアマックス」を打ち出そうとすると、どうしても難しい部分があります。毎年まったく新しいデザインや革新的なテクノロジーを盛り込むのは簡単ではありません。
それならば、特定の日に必ず新しいモデルを発表するという形ではなく、消費者側が自然に楽しめるイベントとして定着させたほうが面白いのではないか、という話にもつながります。
バレンタインデーならチョコレートを贈る、ハロウィンなら仮装するというように、企業が毎回「世界初」のものを用意しなくても、消費者が自然と参加できる仕組みがあります。
エアマックスについても、毎年3月26日に必ず革新的な新作を出すという高いハードルを設定するのではなく、ファンが自由に楽しめる日として育てていくほうが、長い目で見ると面白いのかもしれません。

今回のエアフォース1は1982年のプロトタイプがルーツ
今回のモデルで特に興味深いのが、そのデザインのルーツです。
今回のエアフォース1は、1982年にデザインされたエアフォース1のプロトタイプをベースにしたものとされています。
オリジナルのプロトタイプが実際に一般発売されたモデルなのかどうかについてははっきりしない部分もありますが、当時のデザインと今回のモデルを並べて見ると、共通している部分がかなり多いことが分かります。

単純に過去のモデルをそのまま再現したというよりも、初期のエアフォース1が持っていたカルチャーやデザインの雰囲気を、現在のSBモデルとして落とし込んだという印象です。
こうした過去のデザインを現代向けにアレンジする方法は、スニーカーでは珍しいものではありません。今回の場合も、1982年というエアフォース1の初期の歴史を意識したデザインになっているところがポイントです。

個人的に面白いと思ったのは、今回のモデルを見たときに「新しいスニーカー」というよりも、昔のエアフォース1を現代の視点から見直したような感覚があることです。
カラーや素材だけでなく、アッパーの形状や通気部分などにも初期型を意識した部分が見られます。後ほど実物を細かく見ていくと、このあたりの違いがさらに分かりやすくなります。
販売当日は大行列にならず?以前のスニーカー人気とは少し違う空気感
今回の発売で意外だったのが、販売当日の状況です。
限定コラボということで、かなりの人数が集まるのではないかと思っていましたが、実際には一般販売のタイミングでも長い行列ができるような状況ではなかったようです。
特定の店舗では一般販売が行われ、その後に別の販売方法へ切り替わったケースもあったようですが、少なくとも発売当日の様子だけを見ると、以前の人気モデルのような激しい争奪戦という印象ではありませんでした。

過去には、発売日に店舗へ行っても簡単には購入できないモデルが多く、抽選やオンライン応募を何か所も申し込むということも珍しくありませんでした。
今回も限定モデルであることには変わりませんが、発売時点では「欲しい人が全員買えない」というほどの状況ではなかったようです。
もちろん、発売直後の在庫状況だけで人気の有無を判断するのは早いところ。販売数量や今後の市場での評価によって、数週間後、数か月後の相場が変わる可能性もあります。
世界で約2万5,000足という情報も?プレ値は今後どうなるのか
発売前には、今回のモデルについて全世界で約2万5,000足という数量の情報も出ていました。
もしこの数量が実際の販売数に近いのであれば、世界規模で見ると決して大量というわけではありません。
ただ、スニーカーの市場価格を見ると、発売前の段階では大きな下落が確認できるような状況ではなく、むしろ数量だけで「かなりのプレ値になる」と判断するのは難しい状態です。
限定数が少なければ必ず価格が上がるわけではなく、実際にどれくらい欲しい人がいるのか、発売後にどれくらいの人が手放すのかなど、さまざまな要素が相場に影響します。

特に最近のスニーカー市場は、以前のように「限定=すぐに高騰」という単純な流れではありません。
発売直後に注目が集まっても、その後に在庫が市場へ流れれば価格が落ち着くこともあります。逆に、発売時にはそれほど注目されていなくても、時間が経ってから評価が高まるモデルもあります。
今回のエアフォース1についても、現時点だけで結論を出すのではなく、実際の販売状況と今後の市場の動きを合わせて見ていく必要がありそうです。
一般販売だけではなく、これまでの販売方法にも変化が
これまでの限定スニーカーでは、最初から抽選販売というケースだけでなく、一般販売を行った後、限定感を高めるような販売方法へ切り替えることもありました。
今回も通常の販売だけではなく、SNSを利用してヒントとなる画像を出すなど、販売方法そのものにも工夫が見られます。
こうした販売方法は、単純にオンラインで先着順に販売するのとは違い、購入するまでの過程そのものをイベントとして楽しめるところがあります。

一方で、一般販売の段階で大きな混乱が起きなかったことを考えると、スニーカーを取り巻く環境そのものが以前とは変化していることも感じます。
かつては発売日になると店舗周辺に人が集まり、抽選に参加するだけでも大変というモデルが数多くありました。
今回はそうした熱狂的な雰囲気が比較的落ち着いていたため、「今のスニーカー市場は以前と同じなのか?」と考えさせられる発売でもありました。
実際に開封!画面と実物でグレーの見え方が違う
ここからは、実際に手元へ届いたモデルを見ながら、細かなディテールをチェックしていきます。
まず気になったのがカラーの見え方です。
オンラインの商品画像や動画では、レザー部分が白っぽく見える場面があります。しかし、実物を肉眼で見ると、全体的にはしっかりとグレーの印象があります。

光の当たり方によってはかなり白く見えるため、写真だけを見ていると「ホワイト系のモデルなのかな」と感じるかもしれません。
ところが、近くで実物を見るとグレーの色味が分かります。この見え方の違いは、素材の表面感や照明による影響もありそうです。
特別なギミックが仕込まれているのか、それとも単純に光の反射によるものなのか、見ている角度によって印象が変わるところも今回のモデルの面白い部分です。

NIKEの商品画像ではグレーに見えていた部分も、実物を近くで見ると光の具合によって白っぽく感じることがあります。
ただ、実際に手に取って見ると「真っ白」という感じではありません。グレーをベースにした独特の表情があり、撮影環境によってかなり印象が変わるカラーだと思います。
また、シルエットにも通常のエアフォース1とは違う印象があります。
横から見ると全体的に細く、シャープな雰囲気。今回のモデルは単純に通常のエアフォース1へ色やロゴを加えただけではなく、SBモデルとしての調整が入っていることが感じられます。
