2025年5月14日(水)、世界的ラグジュアリーブランド「カルティエ」が日本国内における商品の価格改定を正式発表しました。今回の改定はジュエリーが平均+2.5%、ウォッチ(腕時計)が+4%、アクセサリーも+4%と、カテゴリーごとに異なる幅で実施され、特に「サントスチェーン」は平均+20%、「ベニュワール」シリーズは平均+10%という大幅な改定も含まれています。
定番の「トリニティ」や「タンク」、人気の「LOVE」シリーズなども値上げの対象となっており、これによりカルティエの価格帯全体が一段と引き上げられることになります。背景には原材料費の高騰、世界的インフレ、円安の長期化といった経済的要因に加え、ブランドとしての価値維持・資産性強化の戦略的側面もあります。
本記事では、今回の価格改定の対象商品、具体的な値上げ幅とその理由、さらに「今後の購入判断」に役立つ情報を徹底的に解説いたします。
1. カルティエが2025年に値上げ予定の主要商品一覧
今回のカルティエ 値上げ 2025では、広範なカテゴリにわたり価格が改定されることとなりました。特に注目すべきは、「トリニティ」「LOVE」「クラッシュ ドゥ カルティエ」といった人気定番ジュエリーの一部商品が2〜9%前後の値上げ、また時計では「パンテール」「タンク」「パシャ」などが平均4〜10%程度の上昇となっている点です。
なかでも驚くべきは、「Santos de Cartier(サントス)」シリーズのネックレスやブレスレットが平均+17〜24%と非常に高い改定率を記録しており、2025年改定の象徴的な存在といえるでしょう。
以下では、カテゴリー別に価格の旧・新比較や改定率・値上げ額を具体的にご紹介します。
1-1. 💎 ジュエリー
1-1-1. TRINITY
シリーズ・モデル | 商品番号 | 改定前価格 → 改定後価格 | 改定率 | 値上げ額 |
---|---|---|---|---|
ネックレス | B7224815 | ¥346,500 → ¥355,300 | +2.5% | +¥8,800 |
ネックレス 7連 | B7224806 | ¥748,000 → ¥770,000 | +2.9% | +¥22,000 |
リング スモールモデル | B4235100 | ¥224,400 → ¥244,200 | +8.8% | +¥19,800 |
リング 7連 | B4089100 | ¥298,100 → ¥305,800 | +2.6% | +¥7,700 |
リング クラシックモデル | B4234200 | ¥308,000 → ¥335,500 | +8.9% | +¥27,500 |
クッションリング クラシックモデル | B4240600 | ¥342,100 → ¥350,900 | +2.6% | +¥8,800 |
イヤリング ミニモデル | B8017100 | ¥262,900 → ¥286,000 | +8.8% | +¥23,100 |
イヤリング(スタッド) | B8043200 | ¥379,500 → ¥390,500 | +2.9% | +¥11,000 |
イヤリング クラシックモデル | 80083231 | ¥500,500 → ¥528,000 | +5.5% | +¥27,500 |
1-1-2. Clash de Cartier
シリーズ・モデル | 商品番号 | 改定前価格 → 改定後価格 | 改定率 | 値上げ額 |
---|---|---|---|---|
イヤリング ミニモデル ピンクゴールド | B8301520 | ¥616,000 → 価格改定なし | — | — |
イヤリング ミニモデル ホワイトゴールド | B8301521 | ¥660,000 → 価格改定なし | — | — |
シングル イヤリング LM ピンクゴールド | B8301444 | ¥473,000 → 価格改定なし | — | — |
イヤリング SM ピンクゴールド | B8301415 | ¥726,000 → 価格改定なし | — | — |
リング ミディアムモデル (イエロー/ピンクゴールド) |
イエロー B4239100 ピンクゴールド B4229900 |
¥544,500 → ¥550,000 | +1.0% | +¥5,500 |
リング ミディアムモデル ホワイトゴールド | B4233000 | ¥583,000 → ¥588,500 | +0.9% | +¥5,500 |
リング スモールモデル (イエロー/ピンクゴールド) |
イエロー B4238400 ピンクゴールド B4229800 |
¥396,000 → ¥401,500 | +1.4% | +¥5,500 |
リング スモールモデル ホワイトゴールド | B4233100 | ¥423,500 → ¥429,000 | +1.3% | +¥5,500 |
1-1-3. D’AMOUR
シリーズ・モデル | 商品番号 | 改定前価格 → 改定後価格 | 改定率 | 値上げ額 |
---|---|---|---|---|
ネックレス SM | B7215800 | ¥190,300 → 価格改定なし | — | — |
ネックレス LM | B7215500 | ¥286,000 → ¥293,700 | +2.7% | +¥7,700 |
ブレスレット SM | B6062917 | ¥238,700 → ¥242,000 | +1.4% | +¥3,300 |
イヤリング | B8301405 | ¥256,300 → 価格改定なし | — | — |
1-1-4. LOVE
シリーズ・モデル | 商品番号 | 改定前価格 → 改定後価格 | 改定率 | 値上げ額 |
---|---|---|---|---|
LOVE リング SM | B4085000 | ¥196,900 → ¥202,400 | +2.8% | +¥5,500 |
LOVE リング L (大) | B4056100 | ¥374,000 → ¥385,000 | +2.9% | +¥11,000 |
Love フープイヤリング SM | B8028800 | ¥327,800 → ¥336,600 | +2.7% | +¥8,800 |
Love ブレスレット SM | B6047517 | ¥748,000 → ¥786,500 | +5.2% | +¥38,500 |
1-2. ⌚️ ウォッチ
モデル | 商品番号 | 改定前価格 → 改定後価格 | 改定率 | 値上げ額 |
---|---|---|---|---|
パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ | WSPN0012 | ¥577,500 → ¥616,000 | +6.7% | +¥38,500 |
パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ SM | WSPN0013 | ¥687,500 → ¥731,500 | +6.4% | +¥44,000 |
ベニュワール ウォッチ | WJBA0031 | ¥2,930,400 → ¥3,141,600 | +7.2% | +¥211,200 |
タンク マスト ドゥ カルティエ ウォッチ | W4TA0031 | ¥946,000 → ¥951,500 | +0.6% | +¥5,500 |
タンク アメリカン ウォッチ ミニモデル | WGTA0132 | ¥1,227,600 → ¥1,346,400 | +9.7% | +¥118,800 |
1-3. 📿 Santos de Cartier(サントス)
アイテム | 商品番号 | 改定前価格 → 改定後価格 | 改定率 | 値上げ額 |
---|---|---|---|---|
ネックレス(イエロー) | B700900 | ¥1,518,000 → ¥1,782,000 | +17.4% | +¥264,000 |
ネックレス(ホワイト) | B700910 | ¥1,623,600 → ¥1,900,800 | +17.1% | +¥277,200 |
ネックレス(イエロー 7連) | B7224582 | ¥682,000 → ¥847,000 | +24.2% | +¥165,000 |
ネックレス(ホワイト 7連) | B7224583 | ¥731,500 → ¥907,500 | +24.1% | +¥176,000 |
ブレスレット(イエロー) | B6021300 | ¥632,500 → ¥742,500 | +17.4% | +¥110,000 |
ブレスレット(ホワイト) | B6021400 | ¥676,500 → ¥792,000 | +17.1% | +¥115,500 |
2. カルティエが値上げする5つの理由と影響
2-1. 原材料費の高騰と希少性の強化
カルティエに使用されるゴールドやプラチナ、ダイヤモンドは、いずれも国際価格に大きく左右される素材です。近年は中東やアフリカ諸国での鉱山稼働コストの上昇、さらにはロシア制裁の影響による供給制限などが重なり、貴金属・宝石価格の高騰が加速。また、高品質なダイヤモンドは世界的に枯渇しつつあり、ブランドとしての希少性を保つためにも価格調整は避けられませんでした。
2-2. 為替レート(円安)の長期化による影響
近年続く円安の推移は、輸入型ビジネスモデルを取るラグジュアリーブランドにとって大きな打撃となっています。カルティエもその例外ではなく、スイスやフランスで製造された商品を日本で販売するためには、為替変動分の価格調整が不可欠です。特に2023年〜2025年初頭にかけての為替水準の乱高下は、在庫管理や原価計算にも影響を及ぼし、価格改定による調整が戦略的に必要となりました。
2-3. 世界的インフレと物流コストの上昇
COVID-19以降、世界中でインフレが進行し、カルティエのようなグローバルブランドにとっても避けられないコスト要因となっています。特に、製造工場から日本国内の店舗に商品を輸送するまでの海上運賃・保険料・関税などの物流コストは2020年比で約1.5〜2倍に上昇。この影響で、カルティエ 時計などの精密商品では1本あたり数万円単位でのコスト増が発生し、価格改定は必然的対応となっています。
2-4. ブランド価値とプレミアム感の維持
価格改定は単にコスト増に対処するだけではなく、「高級ブランドとしてのポジション維持」という戦略的側面も大きいです。価格が安定しすぎると、ブランドの持つステータス性や独自性が薄れてしまうため、定期的な価格改定により「手が届きにくい価値ある存在」としてのポジションを確保しています。
2-5. 投資資産としてのジュエリー需要の増加
近年は、特に富裕層を中心に「資産価値の高いジュエリーへの投資」が急増しています。金やダイヤモンドなどは不況時でも価格が下がりにくい「実物資産」としての価値が注目され、カルティエの商品もその対象として選ばれています。価格が上がることで、リセールバリュー(中古市場価格)の上昇が期待され、より魅力的な投資対象としての信頼感が強化されます。
2-6. 【影響まとめ】消費者・市場・中古への波及効果
項目 | 主な影響 |
---|---|
消費者の購買行動 | 値上げ前の駆け込み需要増/価格感覚の変化 |
市場への影響 | 他ブランド(ヴァンクリ、ブルガリなど)も追随の可能性 |
中古市場 | カルティエ 中古価格も上昇傾向 |
3. カルティエの過去10年間の価格推移と今後の予想
3-1. カルティエ価格改定の年表(2015〜2025)
カルティエはハイブランドとしてその価値を維持するため、定期的に価格改定(値上げ)を実施してきました。以下は、主な価格改定履歴です:
年度 | 改定率(平均) | 主な対象カテゴリ |
---|---|---|
2015年 | 約+5% | 指輪、時計、ブレスレット |
2017年 | 約+6% | タンク、トリニティ、ラブシリーズ |
2020年 | 約+4% | ジュエリー全般(特にLOVE) |
2022年 | 約+8% | タンク マスト、パシャ、ネックレス |
2024年 | 約+3〜5% | トリニティ、クラッシュドゥカルティエ |
2025年 | 約+3.5% | ※最新改定はこちら参照 |
3-2. 値上げの影響と今後の動向
- 2026年:+3〜4%
- 2028年:+5%前後
- 2030年までに現行価格より約20〜30%上昇の可能性
4. カルティエをお得に安全に購入する方法と注意点
4-1. 正規アウトレット店舗の活用
三井アウトレットパークなどのカルティエ アウトレットでは、旧モデルや展示品が割引価格で購入可能。入荷は不定期のため、事前問い合わせや来店タイミングが重要です。アフターサポートは正規店と異なる場合があります。
4-2. NKYUHINサイトのスーパーコピーN級品
「値上げ一覧を見て本物は手が届かない」と感じた方には、NKYUHINサイトで取り扱う👉スーパーコピーN級品👈がおすすめ。見た目・重量・刻印が本物に近く、価格は数万円〜十数万円とリーズナブルです。ただし法的にグレーゾーンであり、転売禁止・自己使用限定です。
4-3. 中古・リユース市場の利用
コメ兵・ブランディアなどの大手リユースチェーンでは鑑定付き正規品が手に入り、価格も最大30%以上お得です。購入前に保証書の有無や傷・摩耗状態を必ずチェックしてください。
4-4. 並行輸入品との比較
比較項目 | 正規品 | 並行輸入品 |
---|---|---|
保証期間 | 最大8年(条件付き) | 店舗依存(短め) |
サイズ調整 | 無料(多くのモデル) | 有料または不可 |
価格 | 安定的 | 一時的に安い場合あり |
4-5. 百貨店イベント・免税制度の活用
4〜5月に多く開催される百貨店の特別販売会や免税制度を活用すると、約10%の割引が受けられます。
4-6. 値上げ後でもお得な購入タイミング
- シーズン終盤の型落ち展示品放出時
- 年度末・年末商戦の高額購入特典
- 分割無金利キャンペーン利用
5. 関連FAQ
Q1. カルティエのタンクは何年くらい使えますか?
定期的なオーバーホール(約5年に1度)を行えば20年以上使用可能で、ヴィンテージ市場でも値崩れしにくいモデルです。
Q2. カルティエ 100周年 いつまで?
2024年〜2025年は「トリニティ 100周年」期間で、記念モデルや限定ジュエリーが登場中です。
Q3. カルティエのパシャは値上がりする?
はい、パシャ ドゥ カルティエも2025年の価格改定対象です。ステンレス×ダイヤモデル等で中古市場価格も上昇しています。
Q4. カルティエの指輪のサイズ変更は無料ですか?
トリニティやLOVEシリーズの一部は1回目のサイズ変更が無料となるケースがあります。購入時に店頭で確認してください。
Q5. カルティエの決算時期はいつですか?
親会社リシュモングループは毎年3月末決算で、新作発表・価格改定は4〜5月に集中します。
Q6. カルティエのパンテールの価格は改定されましたか?
パンテール ドゥ カルティエ(WSPN0012)は+6.7%、(WSPN0013)は+6.4%の値上げが行われました。
6. まとめ
カルティエ 値上げ 2025ではジュエリー平均+2.5%、ウォッチ+4%、アクセサリー+4%の価格改定が実施されました。中でもサントスチェーンは+20%、ベニュワールは+10%と、アイテムごとの差が顕著です。
インフレ・原材料高騰・為替変動といった世界的要因に加え、ブランド戦略としての資産価値維持が背景にあります。今後購入を検討する際は、中古市場や免税、アウトレットなど多角的に情報を集め、「時間に耐える価値」を見極めてください。